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「SOTOWAKU PARK 2023」
開催レポート

2日間で約1万人を動員。

大盛況のうちに終幕!

2日間で

約1万人を動員。

大盛況のうちに

終幕!

2023年2月18日(土)、19日(日)の2日間にわたり、東京ビッグサイトにて開催された、新たなアウトドアの楽しみ方を体験するイベント「SOTOWAKU PARK 2023」。

本イベントでは、国内の注目アウトドアブランドによる出展ブースや、著名人・アウトドアブランドがプロデュースしたキャンプサイトをみることができる展示のほか、「OUTDOOR×テクノロジー」としてソニーグループが持つ様々な最新技術を用いた“ちょっと未来”のソト遊びの体験や展示エリア、親子で楽しめるワークショップ、豪華出演者によるステージプログラムなどを実施。2日間で約1万人を動員し、大盛況のうちに終えることとなりました。

「OUTDOOR×テクノロジー」をテーマにした、
未来のキャンプ体験

「SOTOWAKU PARK 2023」では、「OUTDOOR×テクノロジー」をテーマにしたブースが出展され、新しいアウトドアスタイルを提案。立体音響技術を活用した「360 Reality Audio」が設置されたドームテントでは、大自然のなかで感じるさまざまな音が全方位から降り注ぐ、都心にいながら「雪山」や「森の中」などの非日常体験を実施。

また、ソニーが生み出した新素材「Triporous™️(トリポーラス)」のブースでは、同素材を使用したテントやアパレル、浄水器などを展示。「Triporous™️(トリポーラス)」は、籾殻から生まれた天然由来の多孔質カーボン素材で、特許を取得した独特の微細構造により、水や空気の浄化など幅広い応用が期待されています。

そのほかにも、AR技術でタブレットを使用して昆虫採集ができる「ARデジタル昆虫採集」や、融合現実映像(Mixed Rrality)を搭載した「Sociable Cart(ソーシャブルカート):SC-1」の乗車体験展示など、テクノロジーを活用したフィールドでの新たな取り組みを体験でき、お子様を中心としたご家族連れが笑顔で楽しむ姿が見られました。

TOKIOの国分太一さんがトークショーに登壇、
「TOKIO-BA」プロジェクトを熱く語る

初日の2月18日(土)は「SOTOWAKU PARK 2023」オフィシャルサポーターでTOKIOの国分太一さんがトークショーに登壇し、福島県西白河郡西郷村を拠点に推進しているプロジェクト「TOKIO-BA」の取り組みについて語り、ステージを盛り上げました。

バックパックを背負って登場した国分さんは、「SOTOWAKU PARK 2023」のメインテーマのひとつである「OUTDOORとテクノロジー」の融合について、自身が竹で作成したQRコードのエピソードを紹介。「TOKIO-BA」の専用アプリにアクセスできる仕組みにしたものの、読み取りができず失敗したことを語り、来場者の笑いを誘いました。
また、タブレットを用いた「ARデジタル昆虫採集」のブースも体験し、「都心での生活で虫に慣れていない子どもたちや、虫が苦手な親世代も一緒になって遊べる」と関心を寄せました。

「sio」鳥羽周作シェフと、「焚火会」メンバー・阿諏訪泰義さんが語るアウトドア料理の可能性

夕方のトークショーでは、『ミシュランガイド東京2020』から4年連続で一つ星を獲得しているレストラン「sio」の鳥羽周作シェフと、9人のキャンプ芸人からなる「焚火会」のメンバー阿諏訪泰義さんが、キャンプ料理についてのトークセッションを繰り広げました。

キャンプ料理が得意で、キャンプ用スパイス「阿諏訪の出汁スパイス 箔 -HAKU-」を販売している阿諏訪さんは、昨年からキャンプを始めたという鳥羽シェフに、キャンパーの先輩としてギアの選び方などを指南。鳥羽シェフは「プロの視点からキャンプ料理を極めたい。厨房とは異なるフィールドでの料理にはまだまだ余白がたくさんある」と期待を覗かせました。

鳥羽シェフ曰く、キャンプは料理と似ているようで、「どんなスタイルで、どういう楽しみ方をしたいのかによって、料理の味付けやもてなし方が変わるように、キャンプもギア選びやロケーション、サイトの作り方にこだわる楽しみがある」と、キャンプへの意欲を示しました。

これまで挑戦したベストキャンプ料理として、鳥羽シェフはクラムチャウダーのパスタを紹介。自身のYouTubeチャンネルでも紹介しているひとつのフライパンで全工程を済ませる「ワンパンレシピ」とキャンプ料理の相性の良さを語りました。一方、阿諏訪さんのベストキャンプ料理は、長野県でキャンプしたときに作ったキノコや里芋など地元食材をふんだんに使った鍋。「シンプルな味付けのみで、地元で採れた食材を活かして作るのがキャンプメシの醍醐味」と、アウトドア料理の楽しさを紹介しました。

アニメ『ゆるキャン△』犬山あおい役の声優・豊崎愛生さん、「キャンプは人と人をつなぐ力を持っている」

2日目、2月19日(日)の午前中のトークショーには、「SOTOWAKU PARK 2023」オフィシャルサポーターで、アニメ『ゆるキャン△』で犬山あおい役を演じた声優の豊崎愛生さんが登壇しました。幼少期から家族でキャンプに行き、学生時代にはフェスなどにも参加していたという生粋のキャンパーの豊崎さん。『ゆるキャン△』の出演をきっかけにさらにキャンプ熱が高まっていったそうです。

トークショー中盤からは、「焚火会」メンバーであるバイきんぐ西村瑞樹さんがサプライズ登場。MCを務めた阿諏訪泰義さんと西村さん、ふたりとも豊崎さん憧れの「焚火会」メンバーということもあり、キャンプトークはますます白熱する展開に。

最後に、「キャンプは人と人をつなぐ力を持っているので、各ブースでスタッフさんとの会話を楽しみながら、お気に入りのギアを見つけてください」と豊崎さん。キャンプ好きが高じて『ゆるキャン△』への出演にはじまり、キャンプシーンで多くの人と出会うことができた自身の経験になぞらえて来場者にメッセージを送りました。

ヒロシさん、バイきんぐ西村瑞樹さん、じゅんいちダビッドソンさん、ベアーズ島田キャンプさん、阿諏訪泰義さんによる、レアな「焚火会」トークセッション

「SOTOWAKU PARK 2023」のトークステージのハイライトとなったのは、ソロキャンプ芸人からなる「焚火会」によるトークセッション。登壇したのは、ヒロシさん、バイきんぐ西村瑞樹さん、じゅんいちダビッドソンさん、ベアーズ島田キャンプさん、阿諏訪泰義さんの5名。「『焚火会』メンバーが公の場に5人も集まるのはとても貴重な機会」と西村さんが言うように、ステージ前を囲むように多くの来場者が詰めかけました。

MCを務めた阿諏訪さんの「『焚火会』メンバーのなかでキャンプに誘う順番は?」というお題に対して、メンバーのキャンプスタイルや相性を含めて各々が回答。YouTubeなどでは見られないメンバー間の意外な関係性が浮き彫りになると、「まさに、普段このメンバーで焚火を囲んでいるような話題ですね」と西村さん。来場者も「焚火会」の一員であるかのような距離感で、赤裸々なトークが繰り広げられました。
「次回の『SOTOWAKU PARK』では、焚火会メンバー9名全員を集めたい」と西村さん。終わりの見えない5人のトークに、次回開催の期待を込めて「SOTOWAKU PARK 2023」のトークステージを締めくくりました。

大盛況! 人気ブランドが一堂に介した「M16」ブース

【「M16」ブース】
ASIMOCRAFTS/INAVANCE/H&O/MMF/OLD MOUNTAIN/GRINDLODGE/TheArth/38explore/サンゾー工務店/SomAbito/TRUNK ZERO/NATURAL MOUNTAIN MONKEYS/neru design works/NORAs/BYCRUISE ORIGINALS/BALLISTICS/BONFIRE GO OUTSIDE

昨今のアウトドアシーンを牽引する17のガレージブランドからなるデザイナーズ集団「M16」。これまでのイベントでは各ブランドが個々でブースを出展していましたが、「SOTOWAKU PARK 2023」では、「M16 shop」としてまとまった形で3つの巨大ブースを展開。2つの販売ブースと「M16」 の世界観を伝える展示&ワークショップブースにより、新商品や別注アイテム、新作テントを始めとする数々のギア、シルクスクリーンのライブプリントなど「M16」各ブランドが提示するスタイルを十全に体感できる展示となっていました。

ブランド単体ではなく、「M16 shop」として出展されたことで、来場者には大きなメリットがありました。まず、来場者は各ブランドのそれぞれのブースに並ばずに、お目当ての商品をじっくりと見られるようになったこと。デジタル整理券が発券され、LINEを通して呼び出されると「M16」ブースに入場できるという仕組みが取り入れられたことも高い評価を得ました。

また、ブース内に一度に入場する人数を制限したことで、来場者がギアをひとつひとつ手に取りながら、ブランドスタッフたちとの会話を楽しむ時間も生まれました。

一方、出展者側もこれまでイベントにはなかった収穫がありました。

「レジを一本化することで、各ブランドのスタッフの手間が省け、その分多くのユーザーたちと意見交換をすることができました。『M16』は、ユーザーとのコミュニケーションによって、成長してきたブランドばかり。まるでキャンプサイトでするような会話をイベント会場でできたことは、ブランドにとって大きなメリットとなりました」と話すのは、「M16」の代表を務める「mountain mountain factory」のオーナーの山口慎也さん。

そのほかにも、「M16」ブースでは「SOTOWAKU PARK 2023」で初お披露目・限定発売のアイテムが数多くリリースされました。「サンゾー工務店」からは韓国の新鋭アウトドアブランド「Maico」とのコラボ新作テントや、「ASIMOCRAFTS」の本イベント限定発売となった「disk_A2」、「neru design works」別注のNANGAのシュラフ「UDD BAG 450DX」など、「M16」ファンを飽きさせないラインナップが並びました。

初お披露目の新作テントが続々

イベント開催前から多くのアウトドアファンの注目を集めたのが、「ZANE ARTS」の新製品の発表です。「ZANE ARTS」のブースはパーテーションで目隠しされ、写真撮影はNG。毎シーズン完売必死の同ブランドの新製品を一目見ようと、多くの来場者が列を作りました。

また、キャンプインフルエンサー「a5tommy(トム)」氏プロデュースのキャンプサイト展示でお披露目されたのは「URBAN FOREST」の新作テント「BELO MONTE」。「URBAN FOREST」は「TheArth」とのコラボアイテム「幕男」でも知られる韓国のブランドで、新作ドームテントは多くの来場者の注目を集めていました。

「AS2OV」のブースでリリースされたのは、「MINIMAL WORKS」の人気シリーズ「AGORA」の新作テント。2張りが連結されたスタイルで展示された巨大シェルターは、日本国内では5月に発売予定で、本イベントが初公開となりました。また、「AS2OV」では「SOTOWAKU PARK」とのコラボアイテム「ポータブルスティックバーナー」も限定販売され、完売する人気ぶりでした。

「NORTENT」からは、今シーズンの新作である同ブランド最大のドームテント「M jod hall」や、ソロ用テントモデルの「Vern」など7張りが展示され、来場者の目を引きました。

コアなキャンパーに人気のブランドもレア出展

【出展ブランド】
AS2OV/UNBY STORE/REGRESS/WEEKEND(ER)/大島清吉商店/Oregonian Camper/color/C&C.P.H.EQUIPEMENT/児島ジーンズ/COLONISTA/埼玉トヨペット/Sunny HAMMOCK/JRD by JARLD/ZANE ARTS/セカイクラス/solworks/tivoli/NATAL DESIGN/野良道具製作所×ASOMATOUS/NORTENT/HALFTRACK PRODUCTS/BABACHO/ハピキャン/Peaks Five/FOLBOT/VETLER/Boottonation/HOVERLIGHT/Mt. SUMI/MINIMAL WORKS/METAL DESIGN WORKS/moderate/山人/LALPHA/Lock/LOB RABBIT

アウトドアイベントでお馴染みのブランドが人気を博すなか、首都圏のイベントにはレアな出展となったのが京都発の「Mt. SUMI」です。ランタンからスタートした同ブランドは、焚き火にまつわるアイテムを中心に、薪ストーブや焚き火台、グリルなどをラインナップ。7年前に京都・宇治でローンチし関西圏を中心に徐々に知名度を広げてきましたが、会場では東京の目の肥えた来場者たちの興味を引き、ブースのなかは絶えず来場者で賑わっていました。

また、インテリアや建材を取り扱う「セカイクラス」は、ヴィンテージのランタンやコンテナなどをリメイクしたアウトドアグッズを展開し、一点物を求めるアウトドアファンたちから脚光を浴びている注目のブランドです。

ミリタリーのUSEDランタンをLED仕様に変更したり、キャンプシーンを想定してヴィンテージのコンテナにフィットする天板をあしらったり、ホームセンターとして培ったノウハウをキャンプシーンへインストールすることで、独自の世界観を生み出しています。ブースではオリジナルのアウトドアブランド「KICHI」の焚き火台も展示され、そのスタイリッシュな佇まいに多くの来場者たちが足を止めていました。

子供から大人まで家族みんなで楽しめるワークショップも

会場内には「子供と一緒に楽しめる」をテーマにしたワークショップも豊富に用意。リサイクル可能なダンボールテントにペイントができる「らくがきキャンプサイト(BnA_WALL×DAN DAN DOME)」をはじめ、化石発掘体験やオリジナルサコッシュが作れる「Dino Camp」など、小さなお子さんを連れたファミリーキャンパーたちも充実した時間を過ごしていました。

「AS2OV」のブースでリリースされたのは、「MINIMAL WORKS」の人気シリーズ「AGORA」の新作テント。2張りが連結されたスタイルで展示された巨大シェルターは、日本国内では5月に発売予定で、本イベントが初公開となりました。また、「AS2OV」では「SOTOWAKU PARK」とのコラボアイテム「ポータブルスティックバーナー」も限定販売され、完売する人気ぶりでした。

「NORTENT」からは、今シーズンの新作である同ブランド最大のドームテント「M jod hall」や、ソロ用テントモデルの「Vern」など7張りが展示され、来場者の目を引きました。

【SOTOWAKU PARK 2023開催概要】

開催日時: 2023年2月18日(土)・19日(日) 9:00~18:00
会場:東京ビッグサイト 南展示棟 3,4ホール(〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11-1)